タニタ、腹部の脂肪率・内臓脂肪レベルと腹囲を測定できる腹部脂肪計を発売
発蕪:2007年12月5日
「腹部脂肪計」を世界で初めて実用化
寝たままの姿勢で腹部の脂肪率・内臓脂肪レベルと腹囲を同時に計測
身体に障害のある方などの健康管理も容易に
体組成計や体脂肪計、ヘルスメーターなど家庭用計量計測機器のトップメーカーである株式会社タニタ(東京都板橋区前野町1−14−2、社長・谷田大輔)は、あおむけに寝た姿勢で腹部(体幹部)の脂肪率や内臓脂肪レベル、腹囲を同時に計測する腹部脂肪計「AB−101」を開発、2008年2月より発売します。これまで困難だった身体に障害がある方でも、負担をかけず簡単に腹部の脂肪率などの計測が行えるのが特徴です。また、メタボリックシンドロームの判断基準で焦点となっている腹囲計測の検証など、健診を補完するツールとしての活用も期待しています。
価格は29万4000円(消費税込み)。介護・福祉施設や運動療法施設などをターゲットに初年度300台、3年後に1000台の販売を計画しています。腹部の脂肪率および内臓脂肪レベルと腹囲とを同時に計測する装置の実用化は、世界初となります。
タニタではこれまでに介護・福祉分野向けに、車いすに乗ったままはかれる体重計や手すりを備えた体重計を開発・販売してきました。しかし、生活習慣病の発症リスクが高まるメタボリックシンドロームへの関心の高まりとともに、肢体が不自由など障害のある方の健康管理をどうするのかといった問題もクローズアップされてきました。今回、開発した腹部脂肪計はこうした問題に対応したものです。
腹部脂肪計はアーチ型の形状をした本体と、4つの電極を内蔵し無線通信機狽備えたインピーダンス計で告ャします。腹囲は巻尺ではかった腹囲と腹部の横幅に強い相関があることを利用し、推定値を割り出す仕組みを取り入れました。具体的には本体を対象者の腹部にかぶせ、頂部にあるレーザーを照射してヘモフ位置に中心点を合わせます。続いて左右にある複数の距離センサーによって、非接触で腹部の横幅をはかります。そのデータを独自の計算式に取り込み、腹囲を推定します。腹部の横幅は、呼吸による変動が少ないため再現性に優れ、より正確な腹囲の推定が可狽ナあることを確かめています。
腹部の脂肪率と内臓脂肪レベルについては、インピーダンス計を直接ヘモフ位置に乗せ前面の電気抵抗値をはかります。ヘモフ位置合わせは、本体から照射されるレーザーによって行います。計測したデータは赤外線無線通信により本体に送信。このデータと腹筋群の発達度合いから間接的に内臓脂肪レベルを、電解質の量から腹部の脂肪率をそれぞれ推定し侮ヲします。
一連の計測にかかわる時間は約30秒で済み、操作も男女を選択して測定ボタンを押すだけでよく、身長や年齢などを入力する必要もありません。本体・インピーダンス計ともバッテリー方式(本体は外部電源の利用も可)による駆動のため、コードが絡まったり断線したりするなどのトラブルがなく、総重量も3.1kgのため簡単に持ち運びができます。しかも、従来の腹部X線CT(コンピューター断層撮影)装置で対応できなかった腹囲が130cmを超えた場合でも、腹部の脂肪率および内臓脂肪レベルがはかれます。
2008年4月に始まる特定健康診査・保健指導では、メタボリックシンドロームの恐れがある目安として、まず腹囲とBMI(体格指数)から内臓脂肪の蓄積程度を把握することが必要だと言われています。しかし、巻尺などで直接的に計測する場合、位置や呼吸などによる腹部の上下変動が懸念され正確な腹囲が出しにくいとされています。
加えて厳密に内臓脂肪量を計測するには腹部X線CTのような大掛かりな装置が必要になります。また、体組成計をはじめBIA(生体インピーダンス)法から推定する計測機器の多くは立った姿勢ではかることを前提としており、寝たきりなどの要介護者や肢体が不自由な方には対応していませんでした。
タニタが開発した腹部脂肪計は、こうした課題を同時に解決した最先端の計測機器であり、介護・福祉分野での健康管理から健常者の集団検診および個別健診の補助などまで、広範な領域での活用を期待しています。
*以下、詳細は添付資料をご参照ください。
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添付資料
http://release.nikkei.co.jp/attach_file/0176901_01.pdf
