第4のガン治療『自己リンパ球療法』
第4のガン治療『自己リンパ球療法』 ガンの治療法としては、一般的に外科手術、抗がん薬、放射線がありますが、第4の治療法として、活性化リンパ球療法が最近ふたたび注目されています。活性化リンパ球療法というのは、人間が本来持っている自然治癒力を人工的に強化することによりガン細胞を攻撃し殺す方法です。この療法には、LAK療法、TIL療法、CTL療法などいくつかの方法がありますが、今回ご紹介させていただくのが、いま注目されている自己リンパ球療法です。 自己リンパ球療法の特徴 この自己リンパ球療法の特徴は従来の方法に比べ、患者への副作用が少ないことにあります。具体的には、患者の血液を採取し、インターロイキン2などさまざまな物質でガン細胞を攻撃するリンパ球を刺激して培養、増殖し、点滴などでそれをふたたび患者に注入します。患者の体内に戻ったリンパ球、なかでもTリンパ球がガン細胞を直接攻撃し、これを死滅させます。
活性化リンパ球療法に関して 活性化リンパ球療法自体は、1980年代に開発され、当時大きな反響を呼びました。しかし、上述のLAK療法は、副作用が強いわりには治療効果が低いとの理由で治療法としては広まりませんでした。またTIL療法やCTL療法は、患者の肉体的負担が大きいことや治療回数が制限されることがネックとなり、主要な治療法にはなっていません。しかし、その後の研究で活性化リンパ球療法の問題点が徐々に解決され、現在は自己リンパ球療法が再び脚光を浴びつつあります。ただ、自己リンパ球療法が他の治療法と比べどの程度有効か、といった統計的な裏付データがまだ不助ェなことも事実です。また、いつくかの問題も残されていますし、今後自己リンパ球療法が解決しなければなりません。
例えば、
・患者に異なるガン細胞に有効なリンパ球を製造しなければならない
・治療費が高額 など
しかし、最近は、自己リンパ球療法に注目して、この療法に特化した専門クリニックもできています。今後ともその動向に興味が持たれます。
